8月9日(土)~11日(月)、プチバトーは東京・高円寺の「未来をつくる杉並サイエンスラボ IMAGINUS」にて、小学生を対象とした特別な3日間の サマースクール を開催しました!

テーマは「自然とのつながり」。環境や植物、生物など、身近な自然の魅力を体験しながら学べる多彩なワークショップを実施しました。

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夏休みの自由研究にもぴったりなプログラムは、子どもたちの笑顔と発見でいっぱい!

今回は、そのサマースクールの様子をレポートします。

 

 

PLANET GARDEN 「小さな地球で種から種をつなごう」

講師:⼀般社団法⼈ SEEDS OF LIFE institute

小学校低学年向けの「プラネットガーデン」では、地球と同じしくみを小さなプランターで再現しました。土にタネをまくときは、みんなドキドキわくわく。

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芽が出たらどんな葉っぱになるのかな? おうちに帰ってからも、水をあげたり日なたに置いたりして、お世話を続けます。うまくいけば、タネからまたタネができるまで育てられます◎

 

 

 

PLANET GARDEN 「コンパニオンプランツガーデンを作ろう」

講師:⼀般社団法⼈ SEEDS OF LIFE institute

高学年向けのクラスでは地球を再現した小さなプランターを使い、自然がどのように生命を育んでいくのかを学習。にんじんや小松菜など、植物同士が助け合いながら育つ「コンパニオンプランツ」の種まきにも挑戦しました。

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子どもたちは、芽が出る日を楽しみにしながら、プランターを大切そうに抱えて帰宅♬おうちでは、成長を観察しながら、うまくいけばタネからタネまで育てる自然の循環を体験できます。

 

 

野菜の栄養を調べてみよう!~ビタミンCを調べる実験~

講師:⼀般社団法⼈ SEEDS OF LIFE institute

野菜のビタミンCを調べる実験では、野菜の部位や種類、育て方によってビタミンCの量がどう違うのかを、実験で確かめました。

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先生の説明を聞きながら、試薬を入れると色が変わり、「わぁ!」と驚きの声があがります。野菜によってこんなに差があることを知り、みんな興味津々で結果を比べ合いました。

 

 

都会から海や砂浜の自然を学ぼう 〜砂浜クエスト&マイクロプラスチックさがし〜

講師:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

こちらのワークショップでは、砂浜にくらす多様な生きものや、目に見えにくいプラスチックごみが生きものに与える影響について学びました。

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座学やワークシートを通して海ごみがどこから来るのかを考え、実際に砂浜に隠れたマイクロプラスチック探しにも挑戦。

生きものを守るために、自分たちが日常でできる小さな行動について、みんなでアイデアを出し合いました。

 

セミの抜け殻観察会~東京都心で見られるセミの抜け殻について知ろう~

講師:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

ワークショップ「セミの世界をのぞいてみよう」では、東京都心に暮らす6種類のセミについて、その特徴や生態を楽しく学びました。クイズや動画でセミの一生を知り、本物の抜け殻を手に取って種類ごとの見分け方にも挑戦。

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低学年は新しい発見に目を輝かせ、高学年は観察ポイントを熱心にメモする姿が見られました。身近な夏の生きものを通して、自然への興味と観察の楽しさが広がる時間となりました。

DNAのひみつ:4つの文字でできた からだの設計図

講師:湯本 法弘 博士(医学)

湯本法弘博士(医学)によるワークショップ「DNAのひみつ」では、生命の設計図であるDNAの不思議を体験的に学びました。 人の体を形作る数万種類のたんぱく質が、わずか4つの文字(A・T・G・C)の組み合わせで記されていることに、子どもたちは驚きの表情。

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低学年は色や形を使ったパズルや配列文字で作るブレスレット、高学年は本格的な遺伝暗号の解読に挑戦しました。

植物や動物にも共通する生命の「共通語」を知ることで、自然とのつながりを感じ、自分の手で知識を紡ぐ楽しさを味わう時間となりました。

 

 

 

わくわく おどろき!ピンホール写真

講師:公益社団法人 日本写真協会

 

真っ暗な暗室で印画紙をセットし、外へ出てシャッターを開ける——そんな本格的な写真撮影を体験したのが、ピンホールカメラのワークショップ。レンズを使わない紙製のカメラを自分たちで組み立て、黒白印画紙で撮影・現像まで行いました。

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ネガ画像からポジプリントを作る過程では、光の性質や画像が反転して映るしくみを模型で学び、その不思議にみんな興味津々。最後は撮影した写真を発表し合い、完成したカメラと作品を思い出と一緒に持ち帰りました。

 

「紙」からつくる!メッセージカードWS

講師:未来をつくる杉並サイエンスラボ IMAGINUS

紙パックから植物繊維「パルプ」をはがし、水でとかして紙を作る「紙すき」に挑戦!自分の手で形を整え、水を切って乾かす作業は思ったより難しく、みんな真剣な表情。

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完成した紙はメッセージカードに仕上げ、お土産として持ち帰りました。体験を通して、リサイクルのしくみやマークの意味にも関心が高まり、日常の中で環境を考えるきっかけになりました。

 

★自然を守り、子どもたちが未来も自然と共に生きられる環境を残すことは、プチバトーの使命です。今年のサマースクールでも、自然の魅力を体験し学ぶ時間を共に過ごしました。これからも、子どもたちと自然をつなぐ活動を続けていきます!

 

Photo by ©Takeshi MIYAMOTO

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