2024年8月12日(月・祝)〜14日(水)、東京・代官山のサステナブルな活動拠点CIRTY(サーティー)にて、L’école de PETIT BATEAU | SUMMER SCHOOL プチバトー・ サマースクール が開講されました。
緑に包まれた開放感あふれる六角形の木造建築が印象的なこの場所で、 水、砂、土、草花、風、太陽・・・身近なものから「自然とのつながり」をテーマにした多彩なワークショップを行いました!
小学生を対象としたこのワークショップは、3日間で28クラス235席が埋まり、計165名の子ども達が参加しました。たくさんの子ども達が複数クラスを受講した、夏休みの自由研究にもぴったりの内容となっています。
今回は、子どもたちがどのようなワークショップを体験したのか、その様子をレポートします♬
ロスフラワー®× KAORIUM 〜お花の香りから世界に一つだけの物語を創ろう〜
講師:SCENTMATIC株式会社 × 株式会社RIN
まずご紹介するのが「香りの授業」。
このワークショップは、子どもたちの嗅覚を刺激し、香りから感じたことを言葉や絵に表現して、オリジナルの物語を創作するというものでした。
使用されたのは、「ロスフラワー®」と呼ばれる廃棄予定の花々。
子どもたちはその香りからインスピレーションを得て、自分だけの物語を作り上げました。
低学年向けのクラスでは、物語を絵で表現することで、より視覚的に感性を育むことにチャレンジ!
ワークショップで創作した作品は、使用したお花のミニブーケと共に持ち帰り、ご自宅でもお楽しみいただきました。
自然の力で再生可能なエネルギーを体験しよう! ~風力・太陽光発電~
講師:東急不動産株式会社
次に紹介するのは、「再生可能エネルギー」に関するワークショップ。
まずは、温暖化の進行や化石燃料への依存といった地球のエネルギー問題についてのレクチャーを受け、再生可能エネルギーについて学びました。
その後、子どもたちが持参した空のペットボトルをリユースして、風車やLEDランプを制作。風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーを実際に体験しました。
手を動かしながら環境問題に対する理解を深め、自分たちの生活がいかに地球環境に影響を与えているかを考えました。
プラネットガーデン「にんじんを育ててみよう」
講師:⼀般社団法⼈ SEEDS OF LIFE institute
みんなにとって身近な植物の育成を通じて、自然とのつながりを学ぶプログラムも好評でした♬
プラネットガーデン「にんじんを育ててみよう」では、地球の仕組みを再現した小さなプランターを使用し、自分たちの手でプランターを作り、にんじんを育てることに挑戦♬
うまくいくと、タネから苗へと成長し、やがて実をつけ、再びタネを収穫することができます。
作成したプランターはお家に持ち帰って、育てながら自然の仕組みを観察してね♬
野菜の栄養を調べてみよう!~ビタミンCを調べる実験~
講師:⼀般社団法⼈ SEEDS OF LIFE institute
「野菜の栄養を調べる実験」では、様々な野菜のビタミンC含有量を調べる実験に取り組みました。
この実験では、ヨウ素が入った薄めたうがい薬液の色が透明になるかどうかで、野菜や果物に含まれるビタミンCの量を確認。
野菜や果物の種類や部位によって、ビタミンC含有量の違いがあることを学びました。
★野菜の栄養を調べる実験方法の詳細はこちらをチェック!
都会から海や砂浜の自然を学ぼう 〜砂浜クエスト&マイクロプラスチックさがし〜
講師:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)
「都会から海や砂浜の自然を学ぼう」は、砂浜や海洋ゴミの問題を実際に体験することで、生物の多様性や環境問題について考えるワークショップです。
「海ゴミクエスト」というシートを使って、海ゴミがどこから来るのかを考えたり、砂浜の砂からマイクロプラスチックを探すワークを実施しました。
短い時間の中で、多くのマイクロプラスチックが砂から見つかりびっくり…!
マイクロプラスチック問題の深刻さや自然と環境の大切さを改めて学びました。
水と子どもの命のつながり 〜アフリカのお友達の大きな写真紙芝居と水汲み体験〜
講師:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
最後に紹介するのは「水と子どもの命のつながり〜アフリカのお友達の大きな写真紙芝居と水汲み体験〜」。
このワークショップでは、アフリカの子どもたちが直面している水問題について学びました。
写真紙芝居では、水を得るために長時間歩くアフリカの子どもたちの現状をリアルに知り、実際にアフリカで使われている重さの水を汲む体験をしました。
予想以上に重い水を毎日運びながら、アフリカの子どもたちが長い道のりを歩いていることを知り、その困難さを身をもって実感。
ワークショップ後には、日常生活で自分たちがどのように水を使っているかを振り返り、水の大切さについて話し合いました。
これらを通じて、SDGsのゴール6「安全な水とトイレを世界中に」について考えるきっかけにもなりました。
★自然を守り、子どもたちの未来を守ることはプチバトーの使命です。プチバトーは、これからも子どもたちと自然をつなぐ懸け橋として様々な活動を続けていきます!
Photo ©Takeshi MIYAMOTO